写真と意識と選択と

写真を撮るときって。
記録用になーんにも考えずにそのまま撮ると…
普段から撮っている人間でも、良さのカケラもない写真が撮れます(笑)

例えばこんな感じですかね…
犬の様子を聞かれて、単に報告のために撮ったこれ。
表情も背景も視点も光も考えてないので、このかわいい犬の良さがぜんぜん出ていないです…

同じ眠そうな表情でも。
こちらだったらどうでしょう?

同じベッドでも正面に回り込み背景を変え、視点を人間から犬の高さに合わせ、撮りたいポーズになるまで待ち、光も自然光をメインに撮る。

そしてWBの調整や周辺光量など、レタッチを加える。

写真を撮るって、こういう小さな1つ1つを積み重ねて。
自分の好きに近づける作業なんですよね。


たまに、わたしはセンスがないから…という言葉を聞きますが
センスがなくとも"知識"で対応ができるのが写真だと思ってます。

こうすれば、より映える。
そういうポイントをいくつか知っているだけでも、ガラッと変わるものです。

視点を、色を、背景を、光を、水平を…
そこに意識を向けるだけで、違ってくるから面白いんですよね。

さらに「そこで何を選択するか…」によって、その人ならではの視点や個性が出てくる。
カメラって、本当に面白い玩具です…!

0コメント

  • 1000 / 1000