夏の終わりと、母との別れ その17

毎日毎日、ゆっくりと少しずつ何かが悪くなっていきます。


5日目は呼吸が止まった後は、脈拍の数値が跳ね上がって

アラームが鳴りっぱなしになる…ということが続きました。


90〜100くらいで安定してたのが、いきなりポーンと160とか180に

上がるのを繰り返し、血圧もほんの少し下がりました。



このくらいになると、見守る家族にも疲れが溜まってきて。


きちんとローテーションを組んで、側についていたわけではないですし…

病室に置いた簡易ベッドでは、ぐっすり眠ることも出来ません。


また呼吸が止まったり、脈拍が上がり続ける時間が長いとアラームが鳴り

落ち着いて眠っているどころでもなく。



本当は、きちんと順番を決めて休みたかったのですが。


父や弟はできる限り母の側に居たい、という気持ちが強くって。

順番を決めて、というよりも自分のペースで行動していて。


「今はついているから、帰って休んで」と言っても病室に残ったり。

逆にわたしが休もうとすると、向こうに限界が来て寝てしまったり。


冷静に行動できない、その気持ちもよくわかるのですが…

いや、睡眠不足と疲労は、人の器を小さくするものですね。

わたしが、キレました。

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