夏の終わりと、母との別れ その18

人間、誰しも限界というものがありますよね。


元々、わたしは体力がある方でもなく…

一度体調を崩すと、復活まで人より時間がかかることも多く。


弟と比べると、幼い頃から病院に通った回数は段違い。


偏頭痛持ちで胃が弱く、いったんひどい吐き気に襲われると

吐き倒して、水も飲めない状態で…

救急で吐き気止めを点滴してもらっても、数時間は寝たきりで。


軟弱な胃腸のせいで絶飲食状態で入院させられたり、車いすで運ばれながら吐いたり…

出先で全く動けず、救急車のお世話になったり。


いったん倒れると、特に病気でもないのにこの状態。



ただ恥ずかしながら、長らくその事に自覚がなくて。


結婚の際に、母がうちのだんなさんに

「この子は少し病弱なところがありますが、よろしくお願いします」

と挨拶した時になって。


「えっ。病弱とか初めて聞いたけど!これって普通じゃないん!?

 お母さんうちにはそんな事、言ったことなかったじゃん…」

と、いい大人が情けないことに相当びっくりした記憶があります。



というわけで、今は自分の体調管理の重要性もわかります。


で、その為にも「きちんと交代で休もう」と何度も話したのですが。

父と弟には、全く通じてないようで…


極度の疲れと睡眠不足から、ついブチッときてしまいまして。



「ここで倒れたら、万が一があっても通夜にも葬式にも出られんよ!?

 だいたい成人男性2人と同じようにできると思ってもらっても困るし!


 弟は母の側に付いてるだけ、こっちはそれに加えて

 母の残した段取り手配の為に、必要書類を家捜ししたり

 親戚への連絡や、来客の対応も一手に引き受けとるのに…

 ちゃんと休ませて!!!


 そうじゃなきゃ、だんなさんもそうしろって言ってくれてるし…もう家に帰る!



と2人の前で宣言してですね…。

いったん実家に帰って、睡眠導入剤を飲んで4時間程しっかり睡眠を取ったのでした。

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