夏の終わりと、母との別れ その2

次にメールを送ったのは、7月半ばでした。


「腰は痛くて毎日寝てるよ。トイレにも行けない!

 治療院には週3回行ってるけど、まだまだかかりそう」との返事があったので。


「あまり通っても効かんかったら、他のところ試してもいいかもよ?」

と送ったところ、何も返ってこなかったので…そのまま忘れていましたが。


それから1週間が経った頃に。

父から「お母さんの腰痛が大変」と簡潔な連絡があり…

少し心配になり、メールを送ってみたところ。


ヘルニアから来てる坐骨神経痛だから、すぐにはよくならないよ。

 お医者でも保存療法って痛み止めだけくれて、様子見るだけだって。

 今で3件目で少しずつ薄紙を剥がすくらいに良くなってるよ。」


とあったので、それなら様子をみようか…と納得しました。




そして、衝撃の8月2日。


呉のイベントに出店していたので、帰り道に実家に寄ったところ…

母の状態が予想以上に思わしくないことを知りました。。。


トイレにすぐに起きられないので介護オムツをつけていて。

寝たきりなので身体の筋肉がすっかりなくなって、やせ細って

いつも寝ていた布団では起き上がれないそうで、父のベッドに寝ていたのですが

そのベッドのある部屋はエアコンがなく、扇風機だけなので。

暑く澱んだ空気の中、生気のない表情で横たわり…

一気に10も20も老け込んだようで…。


想像していたよりも、ずっとずっと弱っていて…

正直、かなりのショックでした。

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