夏の終わりと、母との別れ その11

今日は母の倒れてからのことを、少し書いてみます。



救急車で運ばれ、余命1週間との宣告を受け、モルヒネを打たれた母。


入院準備のために実家に帰り戻ってきたときには、

もう薬が効いて朦朧とした状態で。

脳出血の影響で半身麻痺も起こしていたため、

とても話せるような状況ではありませんでした。


わたしもこの日は慌てて駆け付けたために、

泊まる準備など何一つしていなかったので。


眠る母の側で、面会時間ぎりぎりまで交代で手を握ってはいましたが…

あとは父と弟に任せて、いったん自宅に返りまた翌日に来ることになりました。



しかし自宅に帰ったといっても、気持ちが落ち着くわけもなく。

夕食もクラッカー数枚とパインを数切れ、冷たいスープを少し飲んだくらいで。

食べなければ…と思っても、食欲が湧きません。


眠っても4時間ほどで目が覚めてしまい、2度寝もできず…。

自分では落ち着いていたつもりが、頭で考える以上にストレスを受けていたみたいでした。


朝食を摂ろうとしても、昨晩は飲めたスープがどうしても飲めなくて。

パインも2切れ食べるのが限界で。


風邪をひいても食欲のある、食いしん坊だったはずなのに…

ストレスってすごいですよね。


でも、このまま胃が空っぽに近い状態では。

乗り物酔いエキスパートの身としては、とてもバスに乗るなんて無理。

行くのを少し遅らせて、横になっていても全く復調しません。


この状態を何とかしないと、と考えて取った行動が…




続きます。

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